柏ITS推進協議会では、2019年11月1日（金）から、つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅から東京大学 柏キャンパス間の約2.6kmの一部区間において、自動運転バスによる営業運行実証実験を実施しており、令和3年1月より新車両を導入いたしました。

2019年からの実証実験で得た知見をもとに、先進モビリティ株式会社が自動運転システムの改良を行うとともに、センシング能力を向上させ、加減速時の乗り心地を改善し、車両サイズも大きくなります。
また、BOLDLY株式会社が開発した自動運転車両運行管理プラットフォームDispatcherを新たに搭載し、走行記録・エラー記録機能に加え、遠隔地からの状態監視機能、走行指示機能、緊急時対応機能、走行可否判断機能が付加されます。

これまでと同様に、長期間の実施による実用運行を想定した運行方法やオペレート、点検保守に関する検証を行っていくとともに、新たな自動運転バス車両の開発や柏の葉のまちづくりと連携させ、安全・快適・便利な住民サービスの創出を目指し、検討を進めてまいります。

新車両

自動運転車両運行管理プラットフォームDispatcher

運行予定ルート（約2.6kmの一部区間）

実証実験の概要

日程	2019年11月1日（金）から2022年3月31日（木）まで ※天候、災害、道路状況などの理由により、運行を中止する場合があります。 ※土日および祝日と年末年始は運休となります。
運行時間帯	11時から15時までのうち、4便を予定（うち1便は特別便）
運行ルート	つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅～東京大学 柏キャンパス
距離	約2.6km（公道：2.3km、キャンパス内：0.3km）の一部区間
使用車両	いすゞ自動車エルガミオをベースにした自動運転車両（一般貸切運行）
乗客定員	乗客(着座)28名 ※ただし、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため当面の間、乗車定員を15名とします。 ※定員を超えた乗客数での走行は行いません。
自動運転レベル	レベル２
乗車対象者	東京大学 柏キャンパスの学生、教職員及び柏キャンパス来訪者 ※その他、柏の葉アーバンデザインセンター（ＵＤＣＫ）にて実施する柏の葉スマートシティツアー［ゲートスクエアコース］の参加者に限り、上記特別便に乗車可能。 ※受付状況、乗車ご希望の方は、以下のサイトより詳細をご確認ください。 https://www.kashiwanoha-smartcity.com/tour/pc/

柏ITS推進協議会（会長：東京大学　生産技術研究所　教授　須田 義大）

柏市において、ITSを活用し「低炭素型交通都市」・「次世代型環境都市」を実現するための、各種研究開発の推進及びそれらの事業化・実用化に資する活動を行うことを目的に、東京大学ほか、行政機関、民間企業及び各種団体や個人等が協力・調整を行う場として2009年12月に設立しました。

自動運転化レベルの定義の概要

レベル1	システムが縦方向又は横方向のいずれかの車両運動制御のサブタスクを限定領域において実行
レベル2	システムが縦方向及び横方向両方の車両運動制御のサブタスクを限定領域において実行
レベル3	システムが全ての動的運転タスクを限定領域において実行 作業継続が困難な場合は、システムの介入要求等に適切に応答
レベル4	システムが全ての動的運転タスク及び作業継続が困難な場合への応答を限定領域において実行
レベル5	システムが全ての動的運転タスク及び作業継続が困難な場合への応答を無制限に（すなわち、限定領域内ではない）実行

自動運転バスの実証実験参加団体

東京大学 モビリティ・イノベーション連携研究機構、東京大学 生産技術研究所、東京大学 大学院新領域創成科学研究科、柏市、先進モビリティ株式会社、東武バスセントラル株式会社、三井不動産株式会社、BOLDLY株式会社、損害保険ジャパン株式会社、三菱オートリース株式会社、愛知製鋼株式会社、株式会社IHI、コイト電工株式会社、日本信号株式会社、柏の葉アーバンデザインセンター（ＵＤＣＫ）、パシフィックコンサルタンツ株式会社

お問い合わせ

＜自動運転のバスや運行に関すること＞

東京大学 モビリティ・イノベーション連携研究機構　事務局
℡: 04-7136-6960
E-mail:utmobi-sec@its.iis.u-tokyo.ac.jp

＜実証実験全体に関すること＞

柏ITS推進協議会事務局（柏市 土木部 交通政策課内）
℡:04-7167-1219
E-mail：kotsuseisaku@city.kashiwa.chiba.jp