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市民と作り出す実証フィールド次世代環境都市をめざす柏市の特徴

 柏ITSスマートシティの研究・開発は、実証フィールドとして必要な条件を備えた柏市で進められています。
東京の北東部に位置する人口約40万人の柏市は、都心から約30分に位置し、複数の大型商業施設が立ち並ぶ柏駅(中心市街地)と、2005年、つくばエクスプレスの開通により誕生した柏の葉キャンパス駅(新市街地)を中心に、近年、新たなベッドタウンとして発展を遂げています。また、交通量の多い国道16号、6号を有し、多くの交通問題を抱える地方の中核都市です。
 東京大学、千葉大学、国立がんセンターなどの学術・研究機関が集積する柏の葉キャンパスエリアでは、2008年に国際的な学術都市づくりをめざす「国際キャンパスタウン構想」を策定。
また、2011年には内閣府により「環境未来都市」に選定され、環境・健康・交流・新産業創造をテーマに新たな街づくりが進められています。そこでは、街づくりの拠点である柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)を中心にさまざまな社会実験が展開され、市民の街づくりに対する意識を高めています。
 地域との連携が大きなポイントとなる柏ITSスマートシティの取り組みにおいて、市民と一体となって環境改善や街づくりを進める柏市は最良の実証フィールドといえるでしょう。
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